ちょっと前の記事ですが、
↓
まだ毒される前のファミ通クロスレビュー
http://hatimaki.blog110.fc2.com/blog-entry-235.html
情報元:ふぇいばりっとでいず
http://sorakale.blog83.fc2.com/
ファミ通(結構前のファミ通。みそ氏の漫画)で掲載された鈴木みそ氏、浜村通信、飯野賢治氏の対談。浜村通信と飯野賢治氏の険悪なムードで話は進んでいくんだけど、これが面白い。

この浜村通信と飯野氏の対談は、風のリグリットの評価に対する不満&クロスレビューの問題点などについて話が進んでいく。この対談を私なりに考えてみた。
飯野氏
「(風のリグリットが)何点つけたっていいんですよ。いわゆる視聴者の一意見として聞いてもらえばいいかなって思うんですが・・・」
製作者として文句は無いが、視聴者としては文句があると言いたいらしい。最初っからなんだろうこの違和感は。製作者として文句を言いに来たんじゃなかったのだろうか。
飯野氏
「例えば10点のゲームがない週がありますよね。正直なんて貧しい人たちなんだろうと僕は思うんですよね。10本くらいゲーム持ってきたら1本くらい10点のゲームないかなあ9点とか・・・僕が甘いのかもしれないけど。」
この時点ですでに矛盾が生じている。
「視聴者の意見として聞いてもらえば」なんて言っていたが、どうみても製作側の意見としか思えん。そんなに頻度に10点出してたら今以上に信用を無くしそうだ。メーカーからは喜ばれるだろうけど。
飯野氏
「もっと気軽に10点つけたり2点つけたりできないのかなあって。この週もたとえば・・・オール7点でしょ。6・6・7・6。8・8・8・7。もっと主観が入っていいと思うんですよ僕は。」
やっと視聴者としてまともな意見が出た。
レビュアーの評価にもっと主観的な意見を載せるべきだと主張している。つまり、レビュアーの好き嫌いを明確に点数に反映させて個性をだすべきだと。気持ちはわかる。
浜村通信
「ファミ通のスタンスというのを説明しますとね。本来評価っていうのは好きなこと書いていいはずだと僕も思いますよ。でもそれには前提があると思います。ひとつめ。「レビュアーの人となり」がちゃんとわかっていること。この人はどういうゲームが好きでとかね。好みがわからなくてはいけない。もうひとつは業界全体の構図の問題です。今ファミ通の部数って大きいんですよ業界的に。クロスレビューで仕入れる本数が違ってくると言われる。責任が重いので慎重にならざるをえない〜(レビューは)客観が8、主観が2!」
いわゆる大人の事情。
ファミ通がメジャーになりすぎたが故に客観的&保守的&慎重なレビューをせざるをえないということのようだ。飯野氏の意見も一理あると思う。っが、ファミ通にもそうせざるをえない事情があると言いたいらしい。メーカーとの関係(収入源である広告等)、膨大な読者数。メーカーとユーザーに挟まれた中間管理職的ポジション。客観8割、主観2割・・・。書きたいことを書けないのはストレスが溜まるだろうとは思う。
飯野氏
「自分のゲームだから言えるんですけど「リアルサウンド」ってのは2点つける人がいてもいいと思うんですよ。でも4人いたら少なくとも1人は泣くって思うんです。たとえば格闘ゲームでみんなが「難しい 6点」とかつけるゲームを「これこそオレのゲームだ10点」ってあればその人にキョーミがわくじゃないですか。レビュアーは知られてないって言ってたけど逆に「知られる人」になるわけですよ。そういうふうにファミ通さんで書くことで世界が少し変わっていくような気がするんですけどね」
これも視聴者としての意見ではなく、製作側の意見としての発言に思える。一見レビューに個性を出せという、さっきのような視聴者ポジションの意見かと思いつつ、リアルサウンドを中途半端なレビューにしないでほしいと遠まわしに主張。点数が低いか高いかの2択にしろと。読者の記憶に残る評価にしてほしいということなんだろう。中途半端な点数でレビューされた作品ほど読者の記憶&印象に残らないからだ。
浜村通信
「昔と違って今はゲームに差をつけにくくなってきているんです。〜クロスレビューってね、何買おうか迷っている人にポンと背中を押すか、やめなさいってひっぱるか、それくらいの力しかないんですよ。レースゲーム嫌いな人は「リッジレーサー」が40点ついてても買わないですよ絶対に。」
背中をポンと押す力。
客観的なレビューなので、そんなもんだろう。
確かに10点の作品でも嫌いなジャンルであれば読者は買わないと思う。実際私がそうだから。
飯野氏
「僕はね、よく「レビュー専門誌」を作れって言っているんですよ。けっこうペイするんじゃないかな。ファミ通がダントツで強いってのがよくないよね。」
これは良いアイデアだとは思う。
メーカーにもユーザーにも縛られない主観的レビューを行う独立機関みたいな。実現できるかどうかは疑問だが。
浜村通信
「あと(クロスレビューの)点数のバラツキですけど、主観の出るものはもう読者にまかせようかと思うんですよ。」
前述したようにファミ通では客観的に評価するので、購入するかどうかは読者の皆さんで決めてくださいってこと。悪く言えば「責任はとらないよ」ということだ。1番安全な選択といえる。それゆえに「ファミ通のレビューは役に立たない」という意見も多いが。
飯野氏
「正直どれくらいなんですか?(レビュアーの)ゲーム時間」
浜村通信
「まちまち」
飯野氏
「だいたいで」
浜村通信
「アクションゲームだと30分で終わることもあるけど。いいゲームはラクなのね。悪い点つけるゲームのほうがやり込みますから。一番困るのはシミュレーションRPGね。もうエンディング直前までやる」
飯野氏
「時間書いたらどうですか」
浜村通信
「一度考えたんですが人によって違うじゃないですか。ボクの1時間と誰それの1時間は違う。イベントとばしすれば簡単に進んじゃうし。それならいさぎよく「納得のいくまでやってます」って言い方をするのが1番いいだろうと」
ここのやりとりは険悪で面白かった。
飯野氏の鋭いツッコミを浜村通信がうまく避けたって感じ。確かにレビュアーがどのくらいのプレイ時間で点数をつけているのか?ってのには興味がある。それを書かないのは、書けば書いたでクレームが大量にくるからだろう。
「この程度のプレイ時間で点数つけやがって!!!」
とか、
「クリアもしてないのにレビューするなよ!!!」
とか。ユーザーとメーカーから叩かれまくる。
だから浜村通信は「納得のいくまでやってます」という曖昧な表現にしている。これも1番安全な回答だろう。
浜村通信
「ボクはある時期ねクロスレビューやめようかと思ったことがあったんですよ。評価システム上、これが100%正しいかって言われた時に答えが出なかったのね。で、やめようかなって考えたんですけど無いよりあったほうがいいかって思ったのね。白か黒かって聞かれたら客観的にまっ白にはできないかもしれない。でも白いほうだと思うよと。クロレビなくなったら読者も悲しむだろうと思うんですよ。ベストな選択じゃないけどベターな選択をしてる」
飯野氏
「(風のリグリットは)7・8・7・6くらいじゃないかと思うんですよ、今のクロスレビューから見ると。2点でも0点でもいいんですけどね。だから僕としては「10点・0点・10点・0点」っていうのがいいですね」
浜村通信
「クリエイターとしてはおっしゃってることには返す言葉はないですよね。作品は分身というか自分自身でしょうから。だからこそ愛をもってやらなければと思うわけです」
ここでも飯野氏は0点か10点にしてほしいと主張。
「良いか悪いか」の2択。どこまでデジタルなんだろうこの人は。この考えは現在のファミ通レビューでは適用されない。前述した浜村通信のコメントのとおり、ファミ通は客観的なポジションからレビューしており、「良い悪い」を判断する主観的部分は読者にゆだねているからだ。
そもそも0点か10点のレビューなんて今以上に見たくないし。それでもそうしてほしいのであれば、飯野氏の今後の作品だけは、本人の望むように0点か10点で評価してあげてはいかがであろうか。オール0点で伝説を作っても飯野氏は満足であろう。・・・そもそも飯野氏ってゲーム作っているのだろうか。最近見ないけど。
あとがき
結局この対談でも答えは出なかったけど、読者に対してだけは正確な情報を伝えていただきたいと思う。言いたいことはそれだけ。少しファミ通よりの記事になってしまったけど、飯野氏の主張も間違ってはいない。0点、10点というのは極端だが、もう少しレビュアー1人1人の個性がでてもいい。ここらへんは考え方の違いだからなんとも言えないが。
一つだけファミ通にお願いしたいのは、客観的にレビューするのはいいとして、せめて4枠だけは主観的ポジションでの辛口レビュアーを入れていただきたい。TACO・X氏的人物を。そうすればメリハリができるから。
おしまい
関連
ゲーム業界この一言!
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/1920/gyoukai2.html
飯野氏「エネミーゼロ」の評価にブチギレ。
かなり毒吐いております。ちなみにファミ通レビューでは31点。十分評価されていると思うんだけど。納得がいかない様子。
セガの体感ゲームの代表作。BGMが選べたり、ステージごとに変化する美麗な背景グラフィック。レースというよりドライブ感覚。レースゲームが苦手な私も楽しめた。爽快感抜群。
過去作品→












読者の方だけでなくメーカーや流通の方にも向いてますし。
どうせどこまでいっても客観なんて無理ですから。飯野氏の言いたい事は良く解ります。
クロスレビューも最初は業界に良かれと思って始めた事なんでしょうけど、レビューが金儲けの手段になってからおかしくなりましたよね。
殿堂システムがその契機になったのかな。
選択が出来るので
個人的にはやってるといいと思うのですが
このゲームを違うレビュアーなら
どう評価したろうか?とか
気になる事はありましたね
(最近は読んでない)
今思い返すと
レビューに影響受けて
元々買う予定なかったのに
発売日に買ったのが
「暴れん坊天狗」でした
客観的なレビューをしたいなら、クロスレビューという形式は明らかに向いていないです。
総合点が「客観」各人のつけた点が「主観」というのがクロスレビューの見方だと思います。
いっそ点数を無くしたらいいのに、とも思います。
客観的なレビューがいいのならいっそ読者に任せればいいのでは…とも思います。
今だったらやり込んだ方のプレイ日記の方が余程価値あるかも…。
とはいえ飯野氏の仰る事も解りませんね〜。自分の創る物は「解る人には至上の価値がある」という事?思い上がりも甚だしいのではないのでしょうかね〜
自分も氏のゲームをおもしろいと思った事がないので思い上がりという見方にはいくらかだけ同意しますが、
それでも全てのクリエイターはそれぐらいの自信を持っていて欲しいと思います。
個人の作家性を押し出す事も、それ自体が悪いわけじゃないですし(特にこの人の場合はパフォーマンスや生き方自体もプロモーションになっていたでしょうし)
自分のゲームには10点を付けてくれる人も居るはず、というのは作家性を大事にしている氏の場合は特に、ふつうのコメントだと思いますよ。
飯野氏はまさしく『出る杭は叩かれる』結果になったわけで、ゲーム業界といっても保守的だったり偏狭だったりするんだな、と思いました。
冗談のつもりでしょうけど風貌ばっかりおもちゃにされて。今からすればまるで『イジメ』のように見えたり見えなかったり。
要するに、何のしがらみもないネット上のレビューを見た方がマシですよってことではないかと。
ゲーム情報誌と縁を切って久しい自分ですがこれを再認識しました。
そういえば昔やや辛口レビュー気味だった水ピン氏が言ってたのですが、確か有限会社地球防衛隊というゲームの感想(クロスレビューとは別の文)で「個人的には8点(9点だったかな?)だが、レビューとして評価すると6点を出さざるを得ない」とか言ってたのを思い出しました。
昔はゲーム性で評価をできたけど、今はハードの性能が上がりすぎてグラフィック、サウンド、演出、テンポなどいろいろな面で評価する必要が出てきたため、点をつけるのが難しくなってしまっているかもしれませんね。
また、私が一番不信感を持ったのが、「みんなのゴルフ」「GT5P]で発売日に結局実装されなかったネット対応部分を評価して点をつけていたこと。
いったい何をレビューしていたのか?
週刊ファミ通でプラチナ殿堂入りした「ウイニングイレブン2008」がバグ満載でユーザーが激怒
http://famitsu.hp.infoseek.co.jp/topics2007.html#1125_1
ゲームをもっと楽にたのしんでください。
設置と形態が便利な製品です。
下記のアドレスに接続すれば、色々な情報が得られます。
http://www.automouse1.jp
どうも言葉が上手くなくて、申し訳ありません^^;
「10点を付けてくれる人もいるはず」というのは極く自然な感情だと思います。「10か0しかない」というのが腑に落ちなかったのです。時間を費やして自分の作品をプレイしている人が「結構面白い」と感じてくれたとしても、飯野氏には何も響かないのか?と感じたものですから…。
大作ならプラス1点
PS3ならプラス1点
これがファミ通の審査基準なのは常識
大人の事情と言うか財布の事情
面白かったけどまぁそんなもんだろうな
本当にゲームが好きな人が一番ゲームを理解してるってこと。
この件では、鈴木みそさんともちょっと話したことあるなぁ。