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2010年08月07日

「バンゲリングベイ」マル秘話


はい、今回はバンゲリングベイについて。
いまさら説明するまでもないですけど。当時は「100画面分のマップ」や「マイクでハドソンと叫ぶ」など、何かとファミコン界を騒がせた作品。






このゲームの評価はだいたい、

「クソゲーだ!」


もしくは、


「早すぎた名作」


という極端なもの。
ここまで評価が二極化するゲームって珍しいとも言えるかもしんない。
実際、ネットでレビューサイトなどをいろいろ読んでみたけども、同じ様な感じだった。でも当時は、「つまらない」って意見が大半。私はそのころ小学生だったけど、1面すらクリアすることができなかった(泣)。


まず操作性について。
とにかく慣性がモロに働くラジコン操作がツライ。
自機のシーアパッチが思うように動いてくれないことにヤキモキしてしまう。これがこのゲームの難易度を恐ろしいほど上昇させてる。





結果、バンゲリングベイ帝国の工場を爆破することはもちろん、ロナルド・レーガン(母艦)に攻撃してくる敵戦闘機を撃墜することも困難を極める(加えて、弾を単発でしか発射できないことも痛い)。







なぜこんな操作性になってしまったかというと、
高橋名人は以前、インタビューでこう答えていた。



2003年 コンティニューVOL.13より一部引用


高橋名人
「「バンベリングベイ」のときはね、うちの会社でラジコンが流行ってたの。それで、操作方法をやっぱりラジコン風にするべきだろうと。

マイクがあって、何か喋ったら敵が来るっていうのは良いんじゃない? マイクを使ってみようって。でも、せっかく喋らすんだったら「ハドソン!」って言わせようと。当時の小学生には申し訳ないんだけど、音声認識があるかのごとく宣伝して(笑)。「ハドソン!」って言わないとダメとかって言ってたんだけど、別に「あー」でも「うー」でも良かったんだよね。

俺は名作だと思うんだけどね。でも、「バンゲリングベイ」を発売したら、その日にユーザーさんから電話がかかってきて、「バンゲリングベイって何が面白いの?」って言われて。「えー、面白くないですか? 不思議ですねー。僕なんか最高ですよ」って言ったんだけどね(笑)。」




「社内でラジコンが流行っていたから」

・・・なんともテキトーな理由だった・・・。





さて、ゲームシステムだけど、戦車や高射砲からの攻撃をかいくぐりながら弾数制限のある爆弾で工場を爆撃していき、ダメージを受けすぎたり爆弾が切れたら母艦に戻り、補給するといった流れ。

また、母艦が攻撃されていると警報が鳴り、急いで援護に向かわなければならない。敵は時間の経過とともに回復していくので、計画的、かつ迅速な行動が求められるなど、攻守において、とても戦略性の高いものとなってる。








参考にウィキペディアも読んでみた。
ストーリー設定などよく知らなかったので勉強になった。


「ウィル・ライトのデビュー作である」


お、さすがウィキペディア。しっかり書かれてた。
ウィル・ライト氏は、シムシティーとかシムアントとか、シムシリーズを作った人ね。これは大昔に知ってたけども。

なぜ知っていたのかというと、大昔のファミコン通信でウィル・ライト氏のインタビュー記事読んでたから。以下、ファミコン通信1993年通巻224号「ウィル・ライト スペシャルインタビュー」より一部引用。







シムシリーズの原型はバンゲリングベイだ


まず初めに、どういったきっかけで「シムシティー」を作ろうと思ったのでしょうか。


ウィル「「シムシティー」を作るまえに、ヘリコプターで飛び回って島を攻撃する「バンゲリングベイ」というゲームを作っていたんですよ。そのゲームの制作過程で、島の上に道路や建物を作る段階がありました。そのとき、島を攻撃するよりも、道路や建物を作るほうが楽しいと思ったのです。もともとの目的は、島や道路を作ることだったのですがね(笑)。」


するとそのときに、「シムシティー」のアイデアが出てきたというわけですか?


ウィル「そうですね。「バンゲリングベイ」を作ったあとも、都市を作るプログラムをずっと研究していたのですが、そのころに、J・フォスターという人が作った都市を作るゲームを見て、「シムシティー」を作ろうと思ったのです。」



いま読んでも興味深い内容ですな。
記事のとおり、バンゲリングベイはもともと、「島や建物を作る」という内容にしたかったんですと。そのアイデアがそのままシムシティーになったってわけ。つまり、バンゲリングベイとシムシティーは「破壊と創造」という関係だったのだァ!!!(?)




バンゲリングベイで思いで深いのはやはり対戦。
2P側(帝国側)が圧倒的に有利になるから、兄貴と喧嘩した記憶が。
飛行機を呼ぶためにマイクに向かってハドソンハドソン連呼してた(笑)。高橋名人が言っているとおり、ファミコンのマイクは音声認識の機能は無かったので、叫べばなんでもよかったんだけど。

バンゲリングベイの難点を挙げるとすれば、やっぱラジコン操作。
そして対空ショットが連射できればよかった(タイムパイロットみたいに)。また、全体マップと工場位置等を表示できれば評価は変わっていたんではないかと思ったり。

ガキだったころの「つまらない」という認識は、大人になったいまプレイしてみると、「斬新であった」という認識に変化。ここらへんが「早すぎた名作」と言われている所以かもしんない。



でも、斬新だったから面白いのか? と問われると・・・




・・
・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・






おしまい




posted by ふうのしん at 10:01 | Comment(9) | TrackBack(0) | 企画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
バンゲリングベイは操作が苦痛以外のなにものでもなかったです(>ω<)

コンボイの謎と同じくらいストレス貯まりまくりでしたw

Posted by おのじ at 2010年08月07日 23:35
あの操作性を楽しんでいた当時の俺に死角はなかったわけだ
Posted by at 2010年08月08日 16:29
二人で対戦すると盛り上がったし
基地側は誘導ミサイル撃つのが
楽しくてしかたなかったね
だって面白いように当たるんだもの
Posted by _ at 2010年08月09日 00:12
当時子供だったけど、音声認識が出来る訳ないと思って、マイクを服に擦りつけて「ノイズ」を入力していた。
Posted by at 2010年08月09日 13:10
シムシティとシムアントを作った人が制作していたのか…初耳でした^^;

初めてこのソフトをプレイしたのは小学生の時でしたが、取説が無い状態でしたので楽しむのは非常に困難でしたね(苦笑)

同時期に「高橋名人の冒険島」や「スターソルジャー」をやっていた身としては、この二つの様にもうちょっと解りやすいゲーム内容にして欲しかったなあと。
Posted by じぇふ茶 at 2010年08月09日 19:40
敵の空港を使ってヘリのダメージが少し回復できるのがすごいと思った。
Posted by コル at 2010年08月18日 01:46
はじめまして。
突然のご連絡失礼いたします。
ファミコンレビュー.com、管理人の斉藤と申します。

貴サイト様のコンテンツが非常に優れているという印象を受け、相互リンクのお申
し込みのため連絡をさせて頂きました。

サイト名:ファミコンレビュー.com
URL:http://game.topicsc.com/fc/
紹介文:ファミコンレビュー.comはユーザーの投稿によるファミコンのレビューサイトです。
(※紹介文は修正していただいてもかまいません。)

既にこちらのサイトの方にはリンク(http://game.topicsc.com/fc/link/1.html
を設置して紹介させていただいております。

よろしければご検討を宜しくお願い申し上げます。
Posted by 斉藤 at 2010年09月13日 22:11
爆弾を落とす操作が「長押し」ってのが良くなかったと思う。
なんかアレはダメだ。
ゲームのテンポを削ぐ。
Posted by at 2013年01月16日 01:39
バンゲリングベイ最高ですよ。当時は難しくて操作出来なかったですけど、今やっても出来ない(笑)。徐々に慣れてくると癖になる面白さが有ります。大人がやると面白いゲームなのだと思います。敵の戦艦を誘導ミサイルよけながら爆撃するのなんて、出来たら超気持ちいいですよ。他にルナーボールとかバイナリーランドとかもたまに今でもやります。40才のおじさんより。
Posted by tsubof at 2013年07月09日 22:12
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