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2010年01月19日

偉大なファミコン漫画「ファミコマンドー竜」

今回はちと趣向を変えて。
ファミコン漫画といえば「ゲームセンターあらし」や「ファミコンロッキー」あたりがメジャーなんだけど、北斗の拳もどきのファミコン漫画があったのを知っているだろうか?その名は「ファミコマンド竜」。






そうゆう私も、この作品の存在はまったく知らなかった。
私が知ったのは2003年。コンティニューVOL.13で特集されていたのがキッカケ。
記事によると、こんな作品だったらしい。




画像、文章はコンティニューより引用


ストーリー
199X年、核戦争によって人類は滅亡の危機に瀕したが、飢えと死の恐怖の中、わずかに地下シェルターで生き残った人々には唯一残された娯楽「ファミコンゲーム」があった。それから数十年、暗く長い地下生活から生まれた新ルール「ファミコンゲームの優劣によって決まる厳しい身分制度」に苦しめられる人々を解放すべく、ある日、支配者マッド・グロスに闘いを挑んだ男がいた!コントローラー型ヌンチャクを手にしたその男はこう叫ぶのだった。「ファミコンは人を支配する道具じゃない!楽しむためのものだ!」


見開きタイトル絵に記されているタイトル表記をよく見ると「最強挙士伝説」とあり、「拳士(けんし)」のハズが「挙士(きょし)」になっている。正式タイトル表記がこのページしかないので(目次には「SF拳法アクション ファミコマンドー竜」)、一応この特集では「挙士」扱いにしておくが、おそらく編集サイドの指定ミスと思われる。なお、「ファミコマンドー竜」も統一表記ではなく、セリフ内やページ中では「ファミコマンド竜」と表記されている。




掲載誌:ファミコミック第1号



86年12月12日に「月刊ホラーハウス増刊号」扱いで刊行された、誌名ズバリなファミコン漫画雑誌。斉藤栄一先生による「ワルキューレの冒険」を筆頭に、ファミコンを題材にしたエンターテインメント漫画全7作品で構成されている。03年12月現在、VOL.3までの発刊を確認。


作者:安田タツ夫(ダイナミックプロ)







うーむ、どうやらファミコミックという、超レアファミコン漫画雑誌の読みきり漫画だったらしい。ためしにオークションなどのぞいてみたが、まったくヒットせず。この雑誌持っている人はかなりのマニアなのかもしれませんな。













とある町で、過酷な重労働を強いられた村の女性が大切な水をこぼしてしまった。すかさずムチ打つ非情な十字コン兵。しかし、ゴキゲンなお色気シーンに目もくれず、ムチ打つ手を後ろから止めた男がいた!男は、鋼鉄のコントローラーヌンチャクを繰り出し「アチョー!」と叫んで敵を一蹴!そして一言「消えろチンピラ」。













十字コン兵たちは「ファミコマンドー竜」という名を口にして退散。村人は「ファミコンがヘタな人間を掟から解放してくれる男」竜の噂を知っていた。しかし、「おまえ達をしばりつけている統制者を倒しにこの世に来たのだ!」と語る竜に、村の長老はマッド・グロスには勝てない、と断言。長老はマッド・グロスを「悪の化身」と称したが、竜もこの世の生き物じゃないんならドッコイじゃんと、村人が思ったかどうかは定かではない・・・・・。


その頃、マッド・グロスの城内ではマッド・グロスVSジェロニモ将軍のファミコン勝負が展開されていた。特訓してきた(であろう)将軍の挑戦を「グラディウス」風ゲームで退けたマッド・グロスは、命乞いを無視して「勝負ニ負ケタモノハイサギヨク死ネ!」と眼から怪光線を発射!あっけなく将軍が抹殺されたところで、竜が突入したと兵からの知らせが!そう、村人達の希望を背負った竜が、単身マッド・グロスの城へ乗り込んだのだ!竜は「ファミ魂殺法飛竜昇天打」なる名前のついた跳び蹴りや、三角跳びからの蹴りをくらわせて衛兵たちを破っていく。


とうとうマッド・グロスが竜の前に姿を現した!
「北ノ支配者モ南ノ支配者モキサマニヤラレタソウダナ・・・・ナゼワレワレニ逆ラウノダ」と問うグロスに、竜は「ファミコンは人を支配する道具じゃない!!」と反論。そこで眼から例の怪光線を発射するグロス!間一髪で避けた竜は反射的に「爆裂ファミコン!」と肩のファミコンたちを投げつけた!












ファミコンそのものが大爆発し、まさに文字通りの「爆裂ファミコン」で頭部を失ったマッド・グロスだが、「コノ程度デ殺ラレルワシデハナイ!」と剣で切りかかる。竜は渾身の一撃を避けてマッド・グロスの頭上にジャンプ!そして、頭上からの見開きキック技「ファミ魂殺法 牙竜乱激打」でマッド・グロスの心臓部を貫通!狂気のロボット統制者はついに大爆発を起こした!









人々に笑顔が戻る。これから何処へ行くのか、と村人達に問われた竜は「ファミコン・ゲームの楽しさを伝える為ならどこへでも・・・」と笑顔で答え、GEME OVER表記とともに夕陽の彼方へ去って行くのであった・・・。そう、誰もそのファミコンの腕前を知らないままに・・・・。

















うむ、ツッコミどころが多すぎる凄い漫画である。
とりあえずこれだけは言わせてもらおう。竜は「ファミコンは人を支配する道具じゃない!!」と叫んでいる。うん、もっともだ。しかし、ファミコンは肩にぶら下げておくものでもないし、投げつけて爆発させるものでもないと思うのだが・・・。それに、ラストで村人が「どーりでファミコンうまいはずだぜ」なんて口走っているが、記事のとおり、ファミコンの腕前を一度も披露していない。つーか、この漫画、ファミコン関係ない(笑)。

ぶっちゃけ、安田先生はファミコンをよく理解してなかったのでは。記事では大西氏が安田先生にインタビューしたそうなんだけど、ファミコンをプレイしていたかどうかの回答は断られたらしい。真相は闇の中。




ヨウツベやニコ動であるかなと、検索してみたところ、ニコ動で1件ヒットしたのでご紹介。これはトリビアの泉か?見逃してたぜ。声優が豪華でビックリ。面白い。観てない人は大音量で楽しんでいただきたい。大爆笑間違いなし。びびる大木、いいコメント(笑)。











いや、面白かった。
桜玉吉先生の「ラブラブルート21」で描かれた超レア漫画「乾物くん」以来のヒットかもしれん。




乾物くん













ちなみに「ラブラブルート21」はこんな漫画。
この漫画人気高かったのよ当時。玉吉先生が驚いていたくらいだし。










おしまい
posted by ふうのしん at 09:04 | Comment(14) | TrackBack(0) | 企画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ファミコンは敵を倒すための道具じゃない!

楽しむためのものだ!

と、ファミコマンド竜さんに言って上げたい・・・。
Posted by at 2010年01月19日 15:51
竜「↑楽しみ方は人それぞれだ!」
Posted by at 2010年01月19日 23:58
「ラブラブルート21」の中の漫画ではなく、「しあわせのかたち」の中の漫画なのが「ラブラブルート21」と「乾物くん」なのではなかっただろうか。
Posted by at 2010年01月20日 00:55
しあわせのかたちの中の乾物くん、だよな
Posted by at 2010年01月20日 13:14
面白かったです(^^♪
すげー吹きましたwww

あらゆる意味でカオスな漫画っぷり
ですね。・・・せめて
主人公「あたたたたた!!」
村人「おお、なんという凄まじい連射じゃ!!」
とかあれば、まだファミコン格闘漫画と言えたかも ^ ^;
Posted by おのじ at 2010年01月20日 17:26
何処の世紀末覇者かと思いました^^;

ゲームを題材にした漫画は「ゲームセンターあらし」や「ロックンゲームボーイ」などを当時読んでおりましたが、どれもこれも平気で登場人物が死んでいくんだよなあ…何かがおかしいw
Posted by じぇふ茶 at 2010年01月20日 22:46
ちょっと遅くなりましたが、今年もよろしくお願いいたします。

ファミコマンドー竜は、どこかで一度見たことがあります。
個人的には、乾物くんが全く知らなかったのですが、ウケましたw
Posted by 二条ジョウ at 2010年01月20日 23:33
ファミコン漫画の底力を思い知らされました。
あの頃はゲームに限らずパワーがみなぎっていた時代じゃないかな〜と思います。

お知らせです。
忘れた頃にやってくるお絵かきリレーの順番が回ってきました。
お題は、忍者じゃじゃ丸くん です。
それでは宜しくお願いします。
Posted by sergeant at 2010年01月21日 22:38
ファミコマンドー竜ってトリビアの泉で取り上げてましたね。
番組スタッフが漫画の内容確認しようとファミコミック第1号を
探したけど全然見つからなくて作者の安田タツ夫さんに借りたと言ってました。
作者曰くファミコンの漫画を書いてくれと言われたけど
ファミコン持って無くてああいう話にしたそうです。
すぐ廃刊になったから持っている人は少ないでしょうね。
Posted by チョビ at 2010年01月22日 16:59
はじめまして!
時々、お邪魔しては読ませて頂いてます。
懐かしく、笑えて、惹かれてしまって。

小学生の頃、「ファミコンジョー」という漫画単行本を学校で読んでました。
でも、先生に取り上げられて、、まだそのまま。
今回のお話を読んでいて、あ!っと思い出しました。先生、返して…

これからも、またお邪魔させて頂きますね!ますね!ますね!ますね!(残響音含む)

Posted by 飼いベコ at 2010年02月02日 11:52
「どーりでファミコンうまいはずだぜ」というのは、
ファミコンのうまさで人々を支配した敵がロボットだったから、ということでは?
Posted by ゆっくり at 2010年03月09日 00:53
たしかトリビアで作者はファミコンをやった
ことがないって言ってたな。
記憶違いかもしれないけど。
Posted by at 2013年06月06日 21:11
初めまして。
興味深いマイナー漫画を紹介してくださってありがとうございました。
もう更新はしてないみたいですが、一応お礼を。
Posted by at 2014年05月15日 12:17
正直言って、別にファミコンじゃなくても成立する漫画かと。
しかし、当時品切れ続出で中々買えなかったのを経験しているだけに感慨がありますね。
Posted by 前後 at 2016年02月19日 11:50
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