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2009年12月08日

タレントゲームが衰退した理由

少し前に美少女ゲームのことについてファミコン通信から抜粋させてもらったが、同号に一時代を築いたジャンルのゲームが紹介されていた。そこでタレントゲームについて1ページ使って紹介されていたので全部抜粋してみる。





1993年ファミコン通信235号より抜粋



「80年代後半はタレントラッシュ」



ファミコン
















ディスクシステム
















PCエンジン












PCエンジンCD-ROMROM















なるほど。
タレントゲームの元祖は言わずと知れた「たけしの挑戦状」だったか。
所有しているファミコンカタログを見てみたのだが、間違いないようだ。タレントでなくてもいいのなら、85年に「内藤九段将棋秘伝」という作品があるが。




ではなぜタレントゲーは衰退していったのか?
これについて勝手なことを書かせてもらおう。



タレントゲームはどこに分類される?
知ってのとおりキャラゲーである。
キャラゲーをさらに分類すると、


1、タレントゲー
2、アニメ原作ゲー
3、マンガ原作ゲー
4、映画ゲー




こうなる。
ファミコンカタログを見ると、キャラゲーの元祖はファミコン本体同時発売の「ポパイ」だ。その後、85年の「スパルタンX」、「キン肉マン マッスルタッグマッチ」、「オバケのQ太郎」などが続いていく。




タイトルにメジャーなタレントが使われているものを厳選してみると、


たけしの挑戦状(86年、12月10発売、タイトー)
さんまの名探偵(87年4月2日発売、ナムコ)
所さんのまもるもせめるも(87年6月27日発売、エポック・ソニー)
カトちゃんケンちゃん(87年11月30日発売、ハドソン)
中山美穂のトキメキハイスクール(87年12月1日発売、任天堂)
ラサール石井のチャイルズクエスト(89年6月23日発売、ナムコ)
田代まさしのプリンセスがいっぱい(89年10月27日発売、エポック・ソニー)



記憶から消えることのないインパクトのある作品ばかりである。
1番インパクトのある作品はやはり「たけしの挑戦状」になるだろうか。クソゲーとして扱われることが多く、よく「つまらない」と言われるが、その表現は正確ではない。「理解できない」が正しい表現だ。この作品を私はいつの頃からかバルバロイと呼んでいる(いいすぎ)。所さん、カトケン、マーシーなどの作品は、「スーパーマリオ」の影響で、アクションゲームの主人公にさせられてしまったと考えられる。

このほかに多いのが囲碁や将棋の名人名が使われているもの。
また、「カケフ君のジャンプ天国」、「松本亨の株式必勝学」、「寺尾のどすこい大相撲」、「エモやんの10倍プロ野球」など、とりあえず出せば売れるから、有名な人物をタイトルに冠して売ってしまえという、バブルの産物が怒涛のごとく入り乱れ、どんどん節操がなくなっていく魔空間ジャンルへと変貌していった。



また、タレントゲーと同様、当時多かったのが映画モノ。
「スパルタンX」、「グーニーズ」、「ゴーストバスターズ」、「キングコング2」、「スターウォーズ」、「キョンシーズ2」、「ランボー」、「トップガン」、「スーパーマン」、「プレデター」、「霊幻道士」、「ナイトライダー」、「ゴジラ」、「ロボコップ」、「マルサの女」、「バットマン」


・・・・・・数え切れん。
和洋中なんでもござれである。バブリー臭が漂ってきそうだ。
原作ありきのキャラゲーは、ストーリーがあらかじめわかってしまう欠点がある(多少のアレンジを加えているものも存在する)。ストーリーで楽しめないならゲーム内容で勝負するしかないのだが・・・







ではなぜタレントゲーは沈静化していったのか?
実はけっこう簡単な理由ではないかと思うのだ。バブルがはじけてユーザーの目が厳しくなったというのも理由のひとつだろうが、それだけではない。


1、時代とともに、ゲーム機は進化していった
2、それによってどんどん美麗な映像表現が可能になっていった
3、タレントは実在する人物である




ハード性能の向上&大容量化によって、リアルな映像を提供できるようになると、実在する人物を実写化するのは必然。上のファミ通の記事で抜粋したが、PC-エンジンCD-ROMでそれは実現した。アイドルの作品が多い・・・のだが・・・・・・





はっきり言おう。





不気味なのである






簡単な話だ。
画像取り込みによる実写化は、3次元で生きている人間を無理やり2次元空間に送り込む禁呪である。その違和感が恐怖感にコンバートされるのだ。実写化されたゲームというものは色モノ扱いされ、敬遠されてしまう。つまり、実在する人物を使うタレントゲーは、リアルになればなるほど気持ち悪くなり、時代にとり残されてしまった。同時に、映像を前面に売り出した結果、キャラゲー特有の「内容が伴わない」ものが多くなってしまったのである。

個人的な狭い価値観で言えば、実写ゲーが成功するジャンルというのはホラーノベル系しかないんじゃないかと思う。実際、スーファミの「学校であった怖い話」、「つきこもり」、チュンソフトの「街」、ワンダースワンの「テラーズ2」、「ラストアライブ」など、すべてホラーテイストで構成されている。実写の不気味さがホラーテイストのゲームとマッチしているのである。







最近ではDSで「ゲームセンターCX」の有野のように、実写ではないキャラクターで復活の兆しもあるので、今後タレントゲーがブレイクする可能性もあるだろう。











・・・出せば売れるバブリー時代・・・みんな浮かれていたのだ。
上司から「有名人の名前を使って売れ!」という命令もあっただろう。しかし、クリエイターもいい意味で狂っていたのではないだろうか。狂人アカギに対抗できるのは彼らしかいない。







 





おしまい



関連
忍者じゃじゃ丸くんが衰退した理由
http://nesgbgg.seesaa.net/article/112696795.html



posted by ふうのしん at 07:24 | Comment(15) | TrackBack(1) | 企画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
楽しく拝見させて頂きました!

たけしの挑戦状、なつかしいっすね〜
それにしてもアイドルのゲームって結構出てたんですね。
Posted by 風俗 渋谷 at 2009年12月08日 10:14
タレントゲーが衰退したのは、たんに購買層が限定されるからだと思ってました。
ゲームを買うアイドルや芸能人ファン層って狭そう…それでいてファン以外はそんなゲーム買おうなんて思わなそうだし。
布袋寅泰の音ゲーはまだしも、ラルクアンシェルのレースゲーなんて誰が買うんだろう?と昔発売リスト見て思ってましたw
Posted by ななみ at 2009年12月08日 12:40
突然の書き込み失礼致します。
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Posted by ゲーム広場 at 2009年12月08日 16:04
おこんばんは。
今回も楽しく拝見させていただきました。

このリストの中でマトモに楽しめたのは
さんまの名探偵ぐらいですかねー…
Posted by at 2009年12月08日 22:36
「ゆうゆのクイズでgo!go!」なんてのもあったなあ…^^;

完全なタレントゲーでなくとも、松田優作が出演(?)していた「鬼武者2」や、マイケル・ジャクソンが出ていた「スペースチャンネル5」などに見られるように、著名人をゲームに登場させることは手っ取り早い宣伝方法なんでしょうね。
Posted by じぇふ茶 at 2009年12月08日 23:13
「中山美穂のトキメキハイスクール」
応募締め切りまで結局クリアできず
号泣したのが懐かしいです。

あの頃はゲームの内容より、売れてる(?)
芸能人で売り上げアップを目指してたような・・・

なんか昔のドラクエ抱き合わせ商法みたいですね。(´・ω・`)
Posted by おのじ at 2009年12月09日 00:38
タレントゲーとは若干色味が違うとは思うのですが、
最近でも主人公を有名芸能人(を元にしたモデリング)にしたものは割とあると思うんですよ
龍が如くだったり、鬼武者だったり、プロジェクト・ミネルヴァだったり
タレントそのまんまとは行かないですけどね(´・ω・`)
Posted by   at 2009年12月09日 13:21
「学校であった怖い話」と言えばギャルゲーになっててビビりました
Posted by at 2009年12月10日 03:08
どうしても
ファン以外がまず購入検討にまで至らず
ファンも必ず買うわけではないって感じですかねえ…
Posted by MEL at 2009年12月10日 15:29
龍が如く!シリーズがこの系譜を受け継いでいるような気がしないでもない
Posted by TESE at 2009年12月10日 21:18
> 田代まさしのプリンセスがいっぱい

って…この頃から…!!
Posted by 公庫 借り換え at 2009年12月11日 12:40
>渋谷さん
結構ありますね。私はアイドルゲーのプレイ経験はあまりありませんでしたが


>ななみさん
ご指摘された「購買層が限定される」
盲点でした。そのとおりです(汗)。それが言いたかったんです!(後付け)



>じぇふ茶さん、名無しさん1、TESEさん
同感です。さんまは名作でしたね。カトケンもデパートでよくプレイしたものです。実写が出てくるようになってからおかしくなったような印象なんですが、ななみさんがおっしゃったように、購買層が限定されてしまうというのが大きな理由なのでしょう。次世代機になってからは、キャラを似せたゲームがいっぱいでましたなあ。藤原紀香のゲームもありませんでしたっけ?


>おのじさん
>あの頃はゲームの内容より、売れてる(?)芸能人で売り上げアップを目指してたような・・・

そうですね。
まさにキャラゲーです(笑)。でも、最初の頃はゲーム性が高いものもいっぱいあったんですよね。やっぱり実写化が悪影響を与えたと思うんですが・・・

>名無しさん2
学校であった話、昔コメントで教えてもらってリメイクされたことを知りました。・・・・・なんか怖くなさそうなイメージなんですが・・・・


>MELさん
まったくそのとおりです。
購買層のことを考えてませんでした。
適当なこと書いて申し訳ないです
m(_)m


>公庫 借り換えさん
ええ、このころからやってました(笑)
Posted by ふうのしん at 2009年12月11日 17:26
はじめまして
タレントゲームってリリース
する人によって後必ず災難が起きる事も

逮捕 離婚 引退する人が出ますし…


Posted by kurosers at 2010年04月23日 09:27
実写版あゆみちゃん物語は性交もとい成功してると思った。
Posted by at 2011年02月20日 22:16
「買う人が限られる」というのが恐らく一番大きいですよね。

今なら、「AKB1/48」がありますけど…。
Posted by K.H at 2013年05月28日 17:12
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