それでは始まり。
さて、それでは戦車STGの疑問についての考察である。
書くまでもないが、戦車STGは歩行型STGに分類される。
戦車STGは、昔の作品なら思い出せるのであるが、新しい作品はまったく出てこない(知らないだけだが)。なぜ戦車STGは衰退してしまったのだろうか?今回はその疑問について考えていきたい。
最初に戦車STGの作品を振り返ってみる。
振り返るといっても、膨大な数の作品があるので、制限させていただくことにした。
1、見下ろし型(トップビュー)視点であること。
2、デフォルトで自キャラが戦車であること(途中乗車できる怒や、飛行機に乗り換えできるブレイザーなどを除く)
このように取り決めさせていただいた。
これならある程度、作品は絞られてくるだろう。それでも私の知っている作品はわずかなもの。それはご了承いただきたい。
バトルシティ

「戦車STGといえば?」と、ファミコン世代に問いかけた場合、7割がたの人間はバトルシティと答えるのではなかろうか(たぶん)。知名度が非常に高いナムコの名作である。もともと、バトルシティは、同社のアーケードゲーム「タンクバタリアン」がベースとなっている。
司令部を守りつつ、敵の戦車軍団を全滅させるとステージクリアとなる固定画面STG。すばやく動く敵や、1発では倒せない敵など、敵戦車の動きも多彩で、頭を悩まされたプレイヤーも多いだろう。赤く光っている敵を倒すとパワーアップアイテムが登場し、連射が可能になったり、無敵になったりできる。もちろん、司令部が破壊されるとゲームオーバーとなる(自爆も可能)。この「守りながら攻める」というシステムは、固定画面を最大限に活用したシステムといえる(スクロール型では無理なため)。すぐれた戦略性と、正確な状況判断が要求されるイカしたゲームだ。2人同時プレイが可能なので、1人が攻撃、1人が守備を担当するのが妥当だろう。なにより、コンシューマーに移植されたことで可能になったステージエディット機能は大好きだった。兄貴と仲良くプレイしたものである。あまり知られていないが、のちに「タンクフォース」としてリメイクされている。
タンクフォース

爆闘士パットンくん

戦車ゲーといえば、爆闘士パットンくんを挙げねばなるまい。
ディスクシステムのマイナーゲーのひとつで、ヌルい感じがにじみ出てくるようなタイトル名だが、内容はぶっとんでいる。簡単に説明すると、4人対戦ができるバトルシティである。相手の3機の戦車を全滅させればいいのだが、それだけでは勝ちにならない。なんと、乗組員も殺さなければ勝ちにならないのだ。乗組員を撃つと、「うぎゃ〜」と叫び、ぶっ倒れる。

しかも、殺した乗組員を撃ち続けると蘇ってしまうというカオスな内容。任天堂ハードからこんな残酷なゲームが発売されていたこと事態が驚きである(そんなこといったら敵キャラが爆発する北斗の拳はどうなんだ?って気はするが)。操作性極めて悪し。どうせなら叫び声を合成音声にして、もっとバイオレンスな作品にしてほしかったところ。
グレートタンク

アーケードの「T.A.N.K」のファミコン移植版。
アーケード版は未プレイだが、ループレバーで操作するゲームだったようだ。さすがは「怒」製作のSNKといった完成度を誇る。Bボタンによってショット方向を変更&固定することができ、これにより、逃げながら攻撃することが可能。難易度はかなり高いが、ファミコンを代表する戦車STGであることは間違いないだろう。歩兵を踏み殺すとなぜかエネルギーが回復するという吸血戦車でもある。
グロブダー

これもナムコの作品。しつこいくらい書いているが、いちおう説明。ゼビウスで登場した戦車グロブダーが主役の固定画面STG。エネルギー制のショット、エネルギーがあるかぎり任意に発動できるバリア、そして誘爆システムという驚異的なゲーム性を誇る遠藤雅伸氏の作品。戦略性は極めて高い。まさに詰め将棋。
ヘビーメタル

セガがリリースした戦車STG。戦車STGとしてはめずらしく、任意スクロールではなく、強制スクロールを採用している。なぜ強制スクロールなのか?それはこのゲームがとても斬新なシステムを採用しているからだ。その斬新なシステムとは超遠距離ミサイルを発射できることである。画面左にあるレーダーを見ながら敵兵器の位置を予測し、ミサイルの着弾ポイントを決定する。

ミサイルを発射すると、ミサイルの視点になり、レバー左右でミサイルを動かし、地上の敵兵器や、敵の遠距離ミサイルを迎撃することが可能。もちろん、戦車ゲーとしてもよくできている。
アサルト

これまたナムコ。ファミ通進化論では任意スクロール型STGの頂点に君臨していた作品。ツインレバーでの独特の操作感に困惑したプレイヤーも多かったのかもしれない。画面が360°に回転するのは衝撃だった。アサルトを有名にしたのがジャンプによる遠距離攻撃だろう。ジャンプ地点に入ると、自機がはるか上空に飛び上がり、マップが縮小。そこからの砲撃で後方の敵を一掃できる。

回転、拡大、縮小は、スーパーファミコンが得意としていた機能だけに、アサルトの移植には最適のハードだったと思うが、移植はされなかったようだ。やはりツインレバーがネックとなったのだろうか。
こんなもの。
どれもが独自のゲームシステムを確立している。
では、戦車STGの欠点といえばなんだろうか?
それは間違いなく「操作性」だろう。これはゲームが悪いと言っているのではなく、戦車自体の操作性のことを指す。ゲームとはいえ、飛行型STGと同等の操作性があったら明らかにおかしい。だから戦車STGは、飛行型STGお決まりのスピード感を表現するための強制スクロールではなく、移動速度が遅いがために任意スクロールにして、戦略性重視な作りにするのが一般的だ。
この操作性が悪い、移動速度が遅いという弱点は、爽快感の欠落に直結している。もちろん、弾をバリバリ撃って、敵を倒すという爽快感がしっかり表現されてはいる。しかし、敵を倒す爽快感と、操作性(スピード感)がもたらす爽快感はまったく別物だ。
特徴
飛行型STG
自キャラ移動速度:速
敵を倒す爽快感
強制スクロールによるスピーディーな爽快感
弾をかわす爽快感(弾幕系)
戦車STG
自キャラ移動速度:遅
敵を倒す爽快感
任意スクロールによる戦略性
前述したように、戦車STGは、スピード感での爽快感が得られない。そして、基本的に自キャラが大きい(当たり判定が大きい)ので、操作性の悪さもあいまって、弾幕系STGにもなりえない。これは大きなデメリットだ。なぜなら、大多数の人は、シューティングゲームに求めるものは戦略性よりも爽快感だからである。このため、戦車STGは飛行型STGよりもマイナーな存在になっていった印象が強い。
そこで、システムを一新してナムコが出した作品がサイバースレッドだ。

ポリゴンによる3D空間を表現した意欲作。障害物などを盾にし、3D視点の弱点である視野の狭さをレーダーで補い、戦略性が高い戦車STGに仕上がっている。しかし、この作品も同様に、より操作性がいいセガのバーチャロンには対抗できなかった。これも戦車型と人型の操作性が明暗をわけたのではないだろうか。
その後、FPSに活躍の場を求めるものの、現在では戦車型よりも人型のFPSの作品が主流となっている感がある。なぜなら、サイバースレッドとバーチャロンの時と同様、人型のほうがスピード感、臨場感があることに加え、階段をのぼったり、狭い室内での戦闘、探索などのアクションや、なにより、隠密行動といった面白さが味わえるからだ。戦車の構造上、これをマネするのは無理である。・・・つまり、戦車STGが衰退した理由は、
1、爽快感(操作性)で飛行型STGに劣るところ
2、リアルさを追求すればするほど、ゲームとしての面白さも失われ、人型にとって代わられてしまった
リアルさを求めると、アサルトのように、飛び上がって上空からの爆撃や、ヘビーメタルのようにミサイルを操ったり、グレートタンクのように、敵を踏み殺してエネルギー回復などといった、ゲームだからこそできる面白さが表現できない。また、さらにリアルにして3Dになっていくと、前述したように人型のほうが操作性&戦略的に面白い作品が出来上がってしまうのである。これが戦車STGが衰退した理由ではないか?と結論づけた。戦車STGは、ゲームだったからこそ面白かったのだ。
・・・よしと。
いつもながらのレトゲーひいきの記事に仕上がったところで今回の考察を終える。
おしまい



メサイアの横スクロールアクションゲーム。太助(魚屋)とキャピ子(女子高生)が豪徳寺博士に無理やりシュビビンマンに改造され、「人間に戻りたければ悪の組織魔空団を18日で倒せ」と脅迫じみたオープニングからゲームはスタートする。
改造や修理にも金を要求してくる博士には脱帽。展開としてはベタなものであるが、シュビビームの使用法や、演出が面白く、遊べる内容のアクションゲームだった。2人プレイのほうが面白いのは言うまでもない。同士討ちできるので、当たり判定には気をつけよう。
メールはこちらまでhuno193@yahoo.co.jp

















そうでもないんですが
グロブダーは今プレイしても
十分楽しめる出来だと思います
アサルトといえば
ツインスティック系はもうちょい普及すればなあ…
ついでにリブルラブルも快適にやれるのに…
あとはサイバータンクとか。
バトルシティの続編・・・
タンクフォース・・・だと?!
知らなかった!!
ナムコミュージアムに収録されていないが謎すぎます。
ファミコンのグレートタンク・・・懐かしすぎます。
古きよきSNK節全開で名作ですよね!!
久しぶりに取り出してプレイしたくなりました。(笑)
滅多にゲーセンで見た事ありません・・・
グロブダーはいいすね。展開がすごくスピーディーですし。アサルトは操作が難しいですが、戦車が飛ぶという発想だ面白かったですね。
>さおゆさん
ブレイザーは微妙にクォータービューなので除外しました(いいわけ)。
>名無しさん1
パンツァーフロント知らないです・・・申し訳ないm(_)m
>もぐらさん
ご無沙汰しております。
タンクフォースは知名度低いですからね。グレートタンクはいまプレイしても十分に遊べますよねw
>jetryoさん
東京ウォーズ・・・すいません聞いたこともないっす。無知で申し訳ない・・・
>名無しさん2
メガドライブのカタログで名前は知ってます。X68000からの移植で、ウルフチームが製作したやつですよね。全方位にスクロールして、グレートタンク同様、ショット方向を固定できるってのまでは知ってますが未プレいっす・・・すいません・・・
戦車STGを語って、これを書かないのは超手落ち。
またテーカンのSENJYOも戦車STGかと。