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2009年04月16日

ゲーム攻略本作りってたいへんそう

お久しぶりです。いろいろゲームにハマっておりました。とりあえず前書いたようにロマサガ3を久々にクリア。やり込むためにプレミア本の「ロマンシングサガ3 練磨の書」を購入。






いや、この本凄いですな。
ゲームの攻略だけでなく、詳細なデータ、世界観、歴史、考察、曲の楽譜、開発者インタビューなど盛りだくさんの内容。プレミアつくだけのことはある。











攻略本はたまったら捨て、たまったら捨てを繰り返してた。いま思えばしっかり取っておけばよかったすね。古い攻略本はオークションなどで簡単に手に入るので、個人的にはゲーム雑誌の付録などの方が価値が高いんじゃないかと思うんだけど。とりあえずいまある攻略本はこんなもん。携帯機の攻略本多し。ゲーム雑誌は別にありますが。










まーそんなこんなで攻略本製作のお話。
今回の教科書はゲーラボ2001年7月号「攻略本のすべてがわかる本」から。8年前の記事だし、全部が全部正しくはないと思うけど参考までに。





製作工程とその実体



1、製作したいゲームソフトの選別

攻略本を出すという計画を決定した出版社は、最初にどのゲームの攻略本を出すのか、ゲームソフト(ゲームメーカー)の選定をすることになる。どうせならば人気ゲームの攻略本を出していきたいところ。エンターブレインの「FF7解体真書」や双葉社の「実況パワフルプロ野球」などの攻略本はベストセラーになるほどの売り上げを記録しているが、これほどまでに売れることが確定している本はめずらしい。

どの攻略本を作ることになるのか、決定までの道程はひとつではない。出版社側からゲームソフトメーカーへお願いをして、攻略本作成の許可をもらう場合もあれば、ゲームソフトメーカー側からのオファーで攻略本作成に取りかかる場合もあるのだ。後者の場合、出版社側としては人気ゲームソフトならば願ったり叶ったり。だが前者の場合、人気ゲームソフトの攻略本作成の許可をもらうにあたって、出版社側の並々ならぬ努力が必要になるのだ。接待、接待、また接待。プッシュにおべっか、ゴルフに酒盛り・・・。

エンターブレインや集英社のように、人気ゲーム雑誌をかかえている出版社であれば、接待攻めをする必要はないが、普通の出版社はそこまでしないと、いや、そこまでしても人気ソフトの攻略本を作成することは難しい。ドラゴンクエストやファイナルファンタジー、ゼルダの伝説などの攻略本を出せる出版社はあらかじめ決まっていることが多い。もし手元にそれらの攻略本があるなら出版社名をチェックしてほしい。どれも一定の出版社からしか出ていないことに気がつくはず。それはゲームソフトメーカーと出版社で契約を結び、「あなたのところからしかウチの攻略本は出せないようにしますよ」という約束をしているからだ。まずは人気がないゲームソフトの攻略本をコツコツと作成し、プラス接待を重ね、最後には大きな果実をもぎ取る。このやりかたで人気ゲームソフトの攻略本を出すに至った出版社も少なくはない。




オッサン的には、当時ゲームギアの攻略本がほとんどねぇ!と思っていたんだけど、売れなきゃ元取れないしねえ・・・。知ってるのは「ぷよぷよ」と「シャイニングフォース外伝」の攻略本くらい。しかし、ぷよぷよは多機種と一緒の攻略だったし、シャイニングフォース外伝は、本編のメガドラのシャイニングフォースやったことがないから話がわからないのでは?という思いから華麗にスルー。ラストバイブルはGB版のを流用してたなー。いまゲームギアの本ってこれしかもってない。



メガドライブファン93年7月号付録
メガドライブ&ゲームギアオールカタログ93








ゲームギアの発売されたソフトの約半数が網羅されている便利なカタログ。ちなみにファミ通(ファミ通Brosだったかも)94、95年くらいに、「ゲームギア通信」という付録があったんですよ。持ってたんだけど引越しの際、どっかいってしまった。ゲームギア通信持っていて、売ってもいいよという人は、1万円で買い取りますのでメール下さい。よろしこ。




話がそれてしまって申し訳ない。
大人の事情というか、当たり前のことだけど人気タイトルの攻略本作ったほうが利益になるってことやね。知名度が低い出版社は、まず人気のない作品の攻略本作って実力を示し、地道に接待を重ねて大作ソフトの攻略本製作権をもぎ取るか。将を射んとするならば、まず馬からというわけですな(たとえおかしい)。




2、メーカーに製作許可をとる

メーカーに製作許可をもらうには、こちらが出そうとしている攻略本の製作意図や簡単な内容をゲームソフトメーカーに企画書として伝えなくてはならない。ターゲットが人気ゲームソフトであったり、他紙とのタイアップゲームソフトではない限り、企画内容に問題がなければ、この時点で許可はおりる。

しかし、作りたい攻略本の内容があまりにもゲームからかけ離れている場合がある。たとえば、宝島社が作成した「ブシドーブレード弐 完全制覇読本」は、攻略本のように思えるが、じつはチャンバラや武道、本物の武器のノウハウ本になっている。まったくといっていいほどゲーム部分には触れられていないのだ。

こんな攻略本は、企画をスクウェアに出したところで許可されるはずがない。そのような場合はバカ正直に企画書を提出する必要はなく、普通の攻略本として作成するという企画書内容で提出し、攻略本作成許可をもらってから「いやあ、こんな内容(チャンバラ他)になっちゃいました」と、事後承諾ということで報告してしまうのである。最悪な場合、作成中に「やめてくれ」と言われかねないが、ゴリ押しで宝島社は出してしまったようだ。

少々強引だが、前例があるのであながち使えない手ではないはずだ。また、どうしても許可がおりなかった攻略本作成の許可も、酒の場で酔わせてゲームソフトメーカーのお偉いさんに許可をもらってしまうという強行技も実際にあったが、あまりオススメしない(あとで許可したことを忘れられている場合が多々あるから)。




ブシドーブレードは弐は未プレイなんだけど、1はいろいろな意味で衝撃だった。ウリは一撃必殺。ゲームを始めて2、3秒で死んだのは新鮮。スペランカーを思い出したよ。苦労してラスボスの師範代にたどり着くと師範代が、

「よくぞここまでたどりつい・・・」

ザシュ!

「ぎゃああああああ!!!」


話してる途中で刀を振ったら師範代を斬っちまいました。すいません。
まあこのような行為をすると武士道に反したということでゲームオーバーになるんですけども。このように話している途中のキャラを斬れたり逃げ回ったりと自由度が非常に高い斬新な作品。クソゲーに指定する人もいたかもしれないけど。


・・・また話がそれてしまった。
攻略本作成の許可がおり、企画書と内容が違くても事後報告でOK!なんてのは今は通用しないんじゃないかなーと。そもそも宝島社の「ブシドーブレード弐 完全制覇読本」って本当に攻略本だったのだろうか。読んだことないから知らんけども。




3、製作スタッフの人選

メーカーから許可がおりたら、次にするべきことはスタッフの人選である。ゲーム攻略本の場合、自社ですべて作ることもあるが、外部に製作を委託するケースが多い。そこで活躍するのが編集プロダクション(編プロ)である。

編プロを簡単に説明すると、出版社の代わりに、実際に記事を書いたり本を製作する会社のことである。ほとんどの出版社は、編プロに攻略本作成を依頼しているのが現状である。攻略本を作るにあたって必要な作業の編集、執筆、撮影、ページデザイン、すべて委託するのだ。特殊な例として、ファミ通のエンターブレインや、毎日コミュニケーションズのように個人のライターやデザイナーに対して攻略本作成を依頼し、編集を自社で行っているケースもある。自社で行うべき作業が増えるものの、個人に対して依頼したほうが少ない出費ですむのだ。




ここらへんはどの企業でも同じですな。
ゲームソフトの発売会社と製作会社みたいなイメージっす。
小さい頃って、販売会社=製作会社なんだとずーーーっと思ってた。実際は製作はまったく別の会社だったりするんだけどね。エニックスが自社でソフトを開発しておらず、すべて外注だったと知ったときは驚いたもんです。



編プロに攻略本作成を依頼する場合、すべての作業を丸投げできるが、それなりに費用がかかってしまう。どちらもメリットとデメリットはあるが、丸投げのほうが圧倒的に多い。こうなると、どこの編集プロダクションにするか、そこが問題になってくるが、選定基準はわかりやすい。安いギャラでよい内容の本を仕上げてくれる編集プロダクションを選ぶことになる。

しかし、そこから新たな悲劇が生まれることもある。編プロ側は仕事を依頼されたいばかりに安いギャラで引き受けてしまう。安いギャラで引き受ければ、その下で働いている人間のギャラに響くのだ。社員ならまだしも、フリーで編プロで働いている人間にとってはかなりツライ状況になる。この部分は、解決に至っていないのが現状だ。





4、製作スタッフの打ち合わせ

仮にここでは、出版社から編プロに攻略本作成を依頼したとしよう。まずは、どんなスタッフが今回の攻略本を作成するのか、顔合わせの会議をすることになる。攻略本を作ることが決まってから、この会議で初めてスタッフが全員集合することになる。出版社側からは代表して担当の編集者が1、2人参加。編プロ側からも社員の編集者が1人から2人。編プロが依頼したフリーのライター、ゲーマー、デザイナーが数人。編プロがデザイナーを抱えている場合はフリーのデザイナーを使わないこともあるが、ライターはフリーの人間を使うのが一般的である。




5、スタッフそれぞれの作業

顔合わせ&スケジュール&作業分担の会議が終わると、さっそく攻略本の作成作業に取りかかる。ちなみにかかわる人数は、ゲームソフトのボリュームと予算によって変化するが、最低でも5名のスタッフが必要だ。



1、編集者(出版社)
編プロの編集者から現状報告を受けて、ゲームソフトメーカーとやり取りをする。上がってきた原稿チェックなどもする場合があるが、それはページのデザインや原稿がかなり出来上がった時点でのチェックになる。所属する出版社によってはものすごい高給取り。


2、編集者(編プロ)
ライターやゲーマー、デザイナーとの連絡のやりとり、まとめをしつつ、出版社への現状報告もしなくてはならない。もちろん原稿やページデザインのチェックもする。攻略本作成において、一番忙しい人間といえる。


3、ライター
ゲームの全体を把握し、攻略データを原稿化していく。また、ページの構成など、レイアウトを書く作業もする。ゲーマーを兼ねていたり、ゲーム画面の撮影をする場合もあるが、奥の深いRPGなどのゲームでは、ゲーマーを兼ねたライターでないとよい原稿を書くことは難しくなる。


4、ゲーマー
とことんゲームをやり尽くし、ゲームのスミからスミまで把握するのが仕事。隠しアイテムの場所や、隠しコマンド、全エンディングルートなど、とにかく1番ゲームを知っている人間になるのが仕事だ。通常はゲーム画面の撮影もする。


5、デザイナー
原稿と画面写真、レイアウトをひとつのページとしてデザインし、まとめる作業をする。ライターや編集者の作業が遅れると、一番仕事の遅れに影響する悲惨な作業ともいえる。




ゲームソフトメーカーが攻略本作成に協力するケースは多いが、どこまで協力してくれるかは企業によってまちまち。任天堂のように、なかなかゲームのデータ資料を教えてくれないメーカーもあれば、ナムコやスクウェアなどのように、快く資料をくれるメーカーもある。どこまでメーカーが協力してくれるかによって、ライターとゲーマー、特にゲーマーの仕事量が大きく変化してくる。

たとえば、RPGの武器の攻撃力を調べたい場合を考えてみよう。ソフトメーカーから武器の攻撃力データをもらえていれば、武器の攻撃力をひとつひとつ調べる必要はない。それだけでもかなりの時間の節約になるのだ。もちろん、メーカーから資料がきたからとはいえ、再度チェックする必要はある。しかし、メーカーの提供によるデータのあるなしは攻略本作成に大きな影響を与える。





6、ページチェック

ライターの書いた原稿、ゲーマーの撮影した画面写真、デザイナーの作成したページデザイン、それらがひとつのページになり、まとまって出来上がったものを初校という。初校を使用して、原稿や画面写真のミスを出版社と編プロの編集者をはじめ、全スタッフが慎重にチェックすることになる。なにかしらの間違いがあれば、赤ペンで正しいものに修正し、全部チェックしたらデザイナーに再提出をする。デザイナーは上がってきた直し部分を修正する。

この時点では、攻略本の製作スタッフは当然みんなでチェックするのだが、それと同時に、メーカーにも初校を送ってチェックしてもらうことになる。さて、このときのメーカーによるチェックが実はクセものなのだが・・・。





7、メーカーチェック

メーカーへと到着した初校は、メーカー側の人間が内容的に問題はないか、ゲームの内容で出してほしくない内容が載っていないかなどがチェックされる。そして、チェックが終わったら、出版社または編プロに初校を返すことになる。まれなケースだが、この時点でゲームメーカー的に「これは載せてほしくない」、「なんじゃこりゃあ!」という内容が多すぎて、攻略本の大部分を「作り直せ」という要求が出されることもある。このような事態に陥ったら、当然のごとく編プロはかなり製作の進んだ攻略本の大部分を作り直さなければならない。

じつは初校が出来上がるまでメーカーにまったく報告しないということもめずらしくはない。しかし、こういうミスや損害を起こさないためにも、マメに報告しておいたほうが無難であろう。





8、色校

初校チェックが無事終了すると、次は色校が出される。色校とは、初校で発見したミスを直したものをカラーで出力したものである。色校では原稿ではなく、おもに画面写真の具合やデザインに使用されている色合いのチェックを行わなければならない。

基本的には色合いのみを見るのだが、この段階でも原稿のミスが発覚することがある。ただし、程度の低い編プロでは、色校で原稿のミスを発見しても、見逃してしまう場合がある。なぜならば、色校の状態で原稿部分を直すと、デザイナーに支払うデザイン料がかさむからだ。この時点で原稿にミスはあってはいけないが、ミスを見つけてしまったならば、きちんと直しておきたいところ。また、この時点でゲームメーカーから「ここを直してくれ!」と内容に対してクレームがあった場合、最悪、本の発売日が延びることもあるが、だいたいは無理矢理出してしまい、第2版(在庫がなくなって、もう1度生産すること)から内容を訂正することが多い。こんな場合、ある意味初版本は貴重といえるのかもしれない。




攻略本のデータが間違っていたりしたことはよくあったね。
ミスに気づかなかったんだろうなあーって当時は思ってたんだけど、この記事を読んで、実際はそんな簡単な話じゃなかった。大人の事情でミスに気づいてて直さなかったのもあったわけですな。ただ単に面倒くさいからという理由もあったのかもしれない。まあ私もこのブログで誤字脱字がたくさんあるので人のこと言えないんですが。




9、発売

編プロや、その下で雇われているフリーのライターやデザイナーには、本の発売日から1〜2ヶ月後に原稿料が支払われる。編プロには出版社から支払われ、フリーには編プロから支払われる。

必然的に編プロに雇われているフリーが一番少ない金額を受け取るわけだが、出版社から直接個人的に雇われている場合、その額は編プロからもらえる金額の倍以上に跳ね上がる。どこから仕事を請け負うか、フリーにとっては大きな問題なのだ。同じ作業をしたとしても、20万ということもあれば100万以上ということもある。この差は大きい。

以上のような手順を経て書店に並んだのが皆さんの手元にある攻略本たちである。これらの本が少しでも攻略の役に立ってもらえたら幸いである。




こんな感じでしめくくられてます。
攻略本・・・。そういえば最近めっきり買わなくなった。
ゲームから遠ざかったわけではないんだけども。

攻略本を買わなくなった時期を振り返ってみると、ネットを始めた頃と一致する。なぜなら攻略サイト見るようになったから。ネットが普及して攻略本の売り上げもそうとう落ち込んだんじゃないかと思う。これから攻略本が生き残る為には、攻略記事書くだけではやっていけない。売るためには、練磨の書みたいに、制作秘話やインタビュー、世界観や土地、人物の考察、音楽、歴史、研究室など、様々な情報を取り扱っていかなければならないと思ったり。つまり攻略本にもエンターテイメントが求められていくんじゃないかと思うのよね。そりゃ濃い内容の攻略本はソフトが発売されてすぐには出せないだろうけども。

攻略本は、難しい場面にたどり着いたとき、手がかりを教えてほしい時だけのものじゃない。ゲームの世界を隅々まで教えてくれる存在であってもいいんじゃないでしょうか。でもソフトメーカーとのからみもあるだろうし、難しい問題ですなー。



おしまい


以下はおまけです。
ゲーム攻略本出版社の一覧を抜粋。
現在では倒産しているところもあると思いますが。






アートン
もともとキムチとテコンドーに強い会社。鉄拳3の攻略本でもテコンドー使いのファンだけにこだわったり、けっこうゲーム攻略本の王道からはずれた本を出しているため、一般読者が戸惑うこと必至。



アスペクト
エンターブレインが出す攻略本のほとんどはここから発行されていた。ファミ通書籍編集部が作っているため、デザイン重視で読みやすさは二の次。データもしっかりしているが、表や文字が読みにくい場合が多々ある。



アクセラ
元ファミ通グループの猛者と新人がガッチリタッグを組んで作られた会社。そのせいか、ファミ通の攻略本に似たり寄ったり。しかし攻略のツボはちゃんとおさえているので、買ったらゲームを最後まで指導してくれるのは間違いないはず。どうせならアクセラの色を出してオリジナリティーのある着眼点から作ってほしいところだが、すでに会社がないのでいまさらな話。



イーグルブックス
幸か不幸か裏パソコンなどの怪しいコーナーに置かれてしまう攻略本ばかり。美少女ゲーム1本を徹底攻略するのではなく、複数の美少女ゲームを寄せ集めて広く浅く攻略している。浅いとはいえ、あまり深い美少女ゲームがないので問題ナッシング。美少女ゲームファンならば、書店で見かけたら即買い。



NTT出版
以前はFFの攻略本を皮切りに、次々とスクウェアのゲーム攻略本を作成していた。伝説の攻略本「ロマサガ大事典」を出したのはここ。



エニックス
エニックスの本といえば「月刊ガンガン」を連想する人が多いと思われるが攻略本も出していた。本はそつなく子供でもわかりやすい作りになっている。



エンターブレイン
「どうかっこいいデザインにするか?」を追求している会社。内容の濃さは他社に負けないが、デザイン重視で無駄な空間がありまくり。



学研
何を思ったか、学研のおばちゃんで有名な学研がゲーム攻略本を出していた。お子様向けに作られた内容はとてもわかりやすいが、薄いものになっている。コアユーザーには物足りない内容だ。



角川書店
パソコンからコンシューマまで数多くの攻略本を出している。特にパソコンゲームは、母体として「月刊コンプティーク」誌があるので、出しやすい環境にあるようだ。



ケイブンシャ
「一生楽しむ本」シリーズとして攻略本を出しているが、本当に一生遊ぶことは難しい。データなどの表が充実しており、普通に遊ぶには十分だが、肝心なテクニックや謎の部分がとてもわかりにくい。というより、掲載されていない場合が多い。これも情報規制のせいか。



講談社
お子様向けのゲームを、お子様向けの攻略本として作成している。ゲームソフトの購入層と、本を読んでくれる年齢層が合致しているので、子供たちにとってはとても読みやすい攻略本になっている。そのぶん、大人には物足りない。一連の講談社のゲームよりも完成度ははるかに高い。



光文社
デザインに凝ることもなく、必要なデータを表としてそつなく掲載。どうすればいいか?という読者の疑問が解決するテクニックも掲載されている。ただし、これといったウリがないのが残念。



コーエー
デザインはまったくシャレっけがないが、データブックとしての実用性は十分。それはさておき、「武将ファイル」とか「マスターブック」とか出しすぎ。



コンパイル
ぷよぷよ全盛期(?)にはコンパイルからも攻略本が出ていた。なぜ自社から出したのか不明だが、まんじゅう売っている会社なら攻略本くらい余裕。内容はキャラクターイラストこそ豊富だが、薄いものが多い。コンパイルファンには嬉しいが、どこまで実用性のある攻略になっているか怪しい。



三推社
雑誌「ベストカー」をはじめとして、自動車関連の書籍を大量に出版しているだけあって、攻略本で扱っているのも車のゲーム。内容はデータブックとしては十分。



実業之日本社
「大百科」系の書籍をたくさん出している老舗。毎年ここの大百科を購入している読者もいることだろう。データベースとして使える。攻略本も出しているものの特徴はない。



集英社
決まって袋とじがついている。そのなかには隠しキャラクターや、隠しダンジョン、隠しコマンドなど、「隠し」系のデータが掲載されているのが特徴だ。すべてのページがカラーで、データベースや攻略部分でもイラストをふんだんに使用。大人でも楽しめる作りと言えよう。



衆芸社
攻略本を「速攻本」と称しているところがイカれていてイカス。が、内容は可もなく不可もなくといった感じ。もう少し速攻感がほしいところだ。あまり攻略本を出していないので、手に入れるのはなかなか難しい。



翔泳社
PC解説本で有名な会社だが、攻略本もけっこう出版されている。公式モノが多く、データもしっかりとした内容のものが多いので、買って損をすることはないだろう。また、自社でゲームの企画、開発も行っていることは知っておいて損はない。



小学館
「ボンバーマン」や「ポケットファミリー」など、月刊コロコロコミックやハドソンとのタイアップが目立つ。ゲーム発売と同時に出る攻略本が多いため、攻略らしいテクニックはほとんど掲載されていないことが多い(すべてがそうとはいえない)。どちらかというとお子様向け。



ジャパンミックス
他社があまり攻略本を出したがらないゲームの攻略本を出す会社。必然的に不人気ゲームが多い。それゆえ、攻略本自体もあまり売れてないといえる。もっとメジャーなゲームで頼む、と言いたいところだが、すでに会社自体がなかったりして・・・。



新紀元社
新紀元社はコナミの攻略本が多い。ビジュアルブックにも攻略をしっかり付けてくれるという徹底ぶりがナイス。双葉社ほど読者層は幅広くないが、初心者からコアユーザーまで楽しめる内容だ。



新声社
アーケードゲームの攻略をテクニカルなゲーマーたちがガンガン書きまくるディープな攻略がウリ。ただ、文章力がイマイチなので、意味不明な部分が多々ある。専門用語の羅列にも初心者にはツライ。濃い読者層が読むには、バイブルともいえる素晴らしい本の数々だったが、倒産。



スパイク
「公式」と名のつく攻略本はなんとなく安心感を与えるが、肝心な深い攻略部分が掲載されていない場合が多い。メーカーの規制もあるだろうが、スパイクの攻略本はとことんギリギリまで攻略テクニックを掲載している。「公式」マニアで肝心な内容が知りたいキミは、ここの攻略本を買おう。



ゼスト
とにかく攻略が濃い。この濃さはベントスタッフ(現エンターブレンでFF7解体真書を作成した編集プロダクション)にも匹敵するほどである。基礎から深い攻略まで、1本のゲームをしゃぶりつくすことができるはずだ。写真点数をもっと増やして、初心者層が増えればエンターブレインをも脅かす存在になるだろう。あと必要なのは知名度くらいか。



センチュリー
なんともかわいそうな攻略本たち・・・。ゲームの選別さえきちんとして作成していれば、飛びぬけた個性はなくオーソドックスではあるものの、データベース&攻略がしっかりとした攻略本になったはずだ。しかし、いかんせん選んだゲームがどれも渋すぎるのが残念である。「アルナムの翼」を持っている人いる?



ソニー・マガジンズ
ソニー関連の会社だけあって、PSソフト、それもソニーがらみの攻略本が大半である。ゲームの攻略というよりは、対談やインタビュー、キャラクターなどがメインの場合が多い。



ソフトバンクパブリッシング
あまり深い部分までは追求せず、そつなく攻略&データをカバーしている。初心者にとても優しい攻略本といえるだろう。



高橋書店
内容はとても浅く、初心者でも物足りなさを感じてしまうことがあるかもしれない。ほとんどの攻略本に「パーフェクトプログラム」と付けているのに「電車でGO!」の本だけ「知略文庫」と名付けているのが謎。



宝島社
多くの編集プロダクションが攻略本を作成しているせいか、内容のバラつきが異常なまでにありすぎる。侍ゲームの攻略本でありながら、チャンバラや武器の読本になっていたりと、そのおかしさといったらまさにゲーム並み。しかし、それが本として悪いのかといえば別だ。内容はしっかりとしているので、じっくりと読める。



チュンソフト
自社のゲームソフトの攻略本を出している。自社ソフトだけあって、どこまで掲載して、どこまで秘密にしておくかの微妙な範囲がわかっているようで、ユーザーの楽しみをそがない程度の攻略になっている。イラストをふんだんに使用しているのも読んでいて楽しい。



ティーツー出版
任天堂の攻略本をビシバシ出している出版社だったが倒産してしまった。内容は空間美を追求しつつ、攻略もそつなくこなしている。ファミ通の攻略本に近い作りになっているが、全体的なクオリティーはファミ通のほうが高い。



デジキューブ
まるっきりといっていいほど、NTT出版にそっくりだった時期があった。NTT出版よりは攻略部分がしっかりしており、実用的である。同社から発売の「サガフロンティア2アルティマニア」はゲームよりもデキがいいと評判。



徳間書店
人気ゲーム雑誌であったファミマガの徳間書店は、現在はパワーダウンしているものの、全盛期は攻略本をかなり出していた。しかし、ファミマガ人気とは裏腹に、攻略本の内容はなんとも寂しい。基礎的なデータは掲載されているので、初心者は満足するかもしれないが、どうせだったらより深く、コアユーザーに売れるようにしてほしかった。



BNN
扱っているゲームソフトのボリュームがあまりないからかもしれないが、攻略内容もあまり掲載されていない。攻略本というよりは、取扱説明書にちょっと毛が生えたような内容と言っても過言ではないだろう。



富士見書房
エロマンガ出版社として有名だが、コンシューマゲームソフトの攻略本も出している。扱うゲームはキャラクターに人気のあるものが多く、紙面でもイラストを大きく扱っている。



二見書房
エロエロやセクシーなゲームの攻略本ばっっっっっかり出している筋のとおった男気のある会社。攻略というよりは裏ワザと言えそうなネタばかり掲載されており、その爆走ぶりは読んでいてとても楽しい。



双葉社
ゲーム攻略本の老舗。初心者向けの攻略本として愛されてきたが、最近は「パワプロ」シリーズなど、コアゲーマーの必須アイテムになるような深い攻略本も出している。しかし、初心者が安心して読めるという姿勢は崩していない。



ベストセラーズ
はっきり言って、どうでもいいようなゲーム(失礼)ばかり攻略している会社。この会社が攻略本で扱うゲームは普通にゲームを知っている人ならば、まず買わないようなゲームばかりである。内容もかなり薄い。松田勇作じゃなくても「なんじゃこりゃあああ!」と言いたくなる。でも、「読んでおいしいバーガーマニュアル」のネーミングは秀逸だと思う。



ホビージャパン
これといって可もなく不可もなくといった、特徴のない攻略本を出している。フィギュア関係に強い雑誌を出しているだけあって、攻略本というよりは、キャラクター本と言ったほうがしっくりくるような本が多い。表になったデータと攻略だけに内容がとどまっており、隠し要素などにあまり触れられていない点が、攻略本としての魅力を半減させており、残念。



毎日コミュニケーションズ
「月刊ニンテンドードリーム」を出している会社の攻略本だけに、内容は攻略パートがしっかりしている。デザインに凝っているわけでもなく、ゲームの説明から入って淡々と攻略が続くというパターンは、双葉社の攻略本と同じ雰囲気を感じさせる。



ムービック
攻略はともかく、デザインがカッコよく装丁されている見ための素晴らしい攻略本が多い。しかし、発売されている攻略本の数が圧倒的に少なく、手に入れるのが難しい。ちなみにこのようなビジュアル的な攻略本を、この会社はビジュアルガイドと称している。



メディアファクトリー
徹底的に攻略ポイントをカバーし、デザインにも凝った演出をしている。ツメが甘いこともなく、そつがないので、初心者でも安心してゲームを進めるとこができる。



メディアワークス
攻略本にしているゲームは、かなり偏った選別をしている。とくに美少女ゲームの攻略本をこれでもか!というほど出し、マニアには絶大なる支持を得ている。攻略本というよりも、ビジュアルブック的なものをたくさん出しており、その内容はマニアもうなるデキ。マニアの牙城ともいえる会社である。ただし「GPM」本の入手方法が通販のみとはいかがなものか。




posted by ふうのしん at 15:11 | Comment(7) | TrackBack(3) | 企画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
攻略本は辞書になるかビジュアルブックになるかしか道は無いのではないでしょうか。
私も攻略本という名の設定資料集としてしか買っていない気がします。

ところで、富士見書房と富士美出版を勘違いされてませんか。
確かにジュブナイルポルノをやってたこともありますが、そもそも角川系なので角川から出なかったルナとかくらいしか記憶にありません。
Posted by at 2009年04月16日 18:27
メストだったかアルカデだったか忘れたけど、バーチャのムックではデータがもらえず、硬直フレームとかを手作業で調べたとか読んだなw
Posted by at 2009年04月17日 00:16
自分も攻略本を攻略目的ではあまり買わなくなったなぁ
設定資料集とかとしてなら、持ってない・買う予定のないソフトのも古本屋で今も買ってたりするんだがw


コンパイルに関しては佐藤両々のそこぬけRPGにネタが活かされてますね
Posted by at 2009年04月17日 01:37
いつも楽しく拝見させて頂いてます。
攻略本って何気無しに見てましたが、こんなに奥が深かったんですね。
勉強になりました。

では蛇足的に攻略本あるあるを・・・
・何度も読破した攻略本でもちょっとした空き時間にまたパラパラめくってしまう
・攻略本は1回読めば覚えるのに教科書は何十回読んでも無理
・イラスト的に「こん棒」最強
Posted by じぇふ at 2009年04月17日 09:33
エロゲメーカーのエルフが
まだあまり大きなヒット作もなく弱小だった頃、
各誌に特集・攻略記事どころか紹介記事すら
掲載を渋られてたような時期に
唯一大きく扱ってくれたのが辰巳出版。
エルフはその時の恩を忘れないでいて、
同級生が大ヒットした時には無条件で
辰巳出版に自社のムックや攻略本を任せた……とか
古き良き時代の話もありますねー。

徳間書店の「マスモンキッズ」の攻略本、
どう考えてもこんなソフト売れるわけないだろ!と
メーカーに内緒で刷り数を契約以下の5000冊に抑えて
なんとか赤字を少しでも減らそうとしてたのに、
ゲームの方が予想を激しく下回る販売本数2500本で
ソフトの数より攻略本の方が多い……なんて妙な状況の物も。

メーカーと出版社の関係ってのもなかなか楽しいですよね。
Posted by パンダ倉庫 at 2009年04月18日 15:28
最近の攻略本は、下手すると攻略本作ってる人がどう見てもゲームやってないで作ってるようなのがあったりしますね。
間違った情報を平気であげてきたりとか。
ファミ通なんかはFF11でユーザーがHPににまとめたものを丸コピして売ったりしてました。(ユーザーが間違ってずれて掲載してたのがそのまま載ったりしててバレた)
Posted by at 2009年04月19日 00:34
いちおう、参考にしてたゲームラボの発売元・三才ブックスも攻略本出してますよ。メーカー未公認なんで、メーカーから禁止されてるデータも載ってるので便利です。
Posted by at 2009年04月24日 17:23
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